Review
石川澪「八月の終わり、性の目覚め」
— 官能の記憶を刻む一作
KANNO SELECT 編集部
夏の終わりには、特有の官能がある。日が短くなり始め、熱気の中に微かな寂しさが混じる季節。石川澪はその空気を全身で体現する女優だ。
本作は彼女のフィルモグラフィーの中でも、特に「感情」が前面に出た一作として記憶される。技巧や過激さではなく、表情と間——その二つで官能を語る稀有な才能が、ここに凝縮されている。
感性を磨きたいなら、まずこの一本から始めることを勧める。